ということがありました。
 
 
 
その「おいおいマジかよって写真」の一例がこれ↓
 

※クリックすると別タブでモザイクなしが開きます。
 
 
 
すごいよね。
 
いろいろ言いたいことは浮かぶけども、お金もらう仕事でよくこれを成果物として出せたなーって、この撮影者の胆力に感心してしまった。
 

  • 水平取れてない
  • 手ブレしてる(暗所だったからと言い訳していたが)
  • 手ブレ以前におそらくピンボケしている

いいところが一個もない。くそオブくそな写真。
 
 
ついでに言えば、これは求人広告用の写真なわけだから、見栄えを良くするくらいの気遣いは欲しい。
 
カーテンはいったん垂らす、ベッドの下の段ボールはどけさせてもらう、右のベッドの奥にあるフニャっとしたボトルか何かもいったん片付ける、など。
その程度のことは構図とかセンスとか以前の話でしょうに。
 
 
そんでも撮っただけまだマシかもしれなくて、「スタッフに撮影のことがあまり伝わっていなかったのでぜんぜん撮れませんでした」っていう、アポ取りへのクレームが聞こえてきたりする。
そんなん現場でうまくコミュニケーションとって、手元だけとかでもとにかく撮ってくればいいじゃん・・・。
 
さらには画像データの知識が皆無のようで、少し横長の画像にして納品するのを、アスペクト比(縦横比)無視して横に引き伸ばしちゃったり・・・。
 
 
改めて、カメラマンてのは「一眼レフカメラを持っていてシャッターを押す人」ではないよなぁと感じ入りました。
 




 
昨今、いろんな分野の裾野がちょっと広がりすぎた感はある。
 
カメラでいうと、機材だって一昔前の最高のものよりもっといいものが安くに手に入るし、そのシャッターボタンを押せば確かに”写真”が出来上がる。だから「カメラマンの仕事って撮るだけっしょ」みたいな意識の低い人間もどんどん参入してきてしまう。
 
もちろん「超絶テク&クオリティ=相応の金額の仕事」ってのだけでは世の中回らないから「そこそこの技術・クオリティ=そこそこの金額って仕事」は必要と思う。(僕もそれで食ってるとこあるし、この辺りまでは「プロフェッショナル」の中のピンキリの範疇だといいたい。)
 
そういう、向こうから仕事がやってくるレベルじゃない人間は、営業力としてある程度のハッタリが必要ってことも身にしみて分かってる。
 
 
ただね、それ以前の連中が多くないか、と。
報酬を得るからにはハッタリ以前に最低限の技能は有してなさいよ、と。
 
暗所に対応できるようカメラの機能を使いこなす、そもそもストロボ等の機材を揃える、どうやったら撮影データを綺麗にできるかの術を知っている・・・
そういう、知識や機材の事前準備、構図含め現場での演出力、被写体とのコミュニケーション、レタッチ等の最終工程など、諸々を一定以上の水準でこなせるから仕事になるんでしょうになぁ。
 
 
つまるところ、悲しいかな「フリーランスのカメラマン」なんてのに定義はないし、プロかアマかの定義で言えばお金もらったら「プロ」と名乗れるわけだから。全ては当人の心一つなんですよね。
 
結果、声だけでかくて肝心の基礎技術とか知識・応用力がない”フリーランスのプロカメラマン”が量産されてしまい、上のようなクソ写真が世に生まれる、と。
 
 
今回の件で言えば

  • デジタル一眼レフカメラを持っていること
  • 相応の撮影経験があること

を条件に集められたカメラマンで回してる仕事のなかでの出来事。
事前面接や作例の提出義務があったわけでもないので、「私、カメラマンです!」って言って話盛ってハッタリかませば仕事取れちゃうんですよね。
 
 
ただそれで結果がこれだもんだから、クライアントももうちょい人選びなさいよって思っちゃうかな、さすがに。
カメラマンって本来技術職なんだぜ・・・。
 
 
 

 
最近こんな本が話題だそうでAmazonのおすすめに上がってきたけども、つまりそういうことなんでしょう。
 
 
 
 
自分の成果物のクオリティと天地の差があるけど単価一緒だし、なんだかなぁと思いつつ。
でも逆説的に自分の撮影・画像処理の技量に自信がついた。そんな出来事でした。
 

  • きちんと水平が取れる
  • 暗所だろうと手ブレ・ピンボケしないよう対処できる
  • 必要とされる写真を撮れる(今回の場合は求人=お店のいい印象につながる写真)

 
全て基本かつ当たり前にできることと思ってたけど、実はなかなか難しいことなのかもしれないね。
それを俺、ちゃんとできてるな、って。